ヘルプ

濃厚鶏つけ麺・大盛(300g)@纏・港区新橋

  • 36

写真: 濃厚鶏つけ麺・大盛(300g)@纏・港区新橋

写真: 麻婆豆腐まぜそば@ほん田東十条店・北区東十条 写真: 油そば@新橋元楽・港区汐留

新橋 纏(まとい)
  港区新橋3-13-2 IKENO-5 1階

 新橋の人気新店でも、近隣の会社が休みの週末なら混んでいないだろうと思って日曜日にやってきた。しかし、事前にHP等で無休であることを確認していたものの、実際に来てみると日・祝は定休日になっていた。次善の策としてこちらのお店を訪れると営業中で、11時40分時点で6人が並んでいた。ビルとビルの間の細い通路の奥にお店があるので、入店まで直射日光に当たらずに待つことができるのは幸いなことだ。先客が順次退店し、並び始めて10分あまりで入店を促す声がかかった。暖簾のすぐ先にある券売機で標記の食券を950円で発券し、直ぐに店員さんに回収されるとともに指示されたカウンター席に座る。なお、つけ麺は200gの並盛も同額の950円だ。
 5分ほどで配膳された。麺はストレートで、中太とも太麺とも呼んでよいような太さ。口に運ぶと一瞬軟らかいのかなと思ったが、実はかなりの弾力があって、歯が入っていくように感じたのは歯が麺を押しているだけなのでなかなか噛み切れない。それでも何度か挑戦しているうちにプツッと噛み切ることが出来る。茹でた麺を水道水で洗っただけで、冷水で締めているわけではないのにこの弾力はすごい。全粒粉入りではないが、つけダレに潜らせずに食べると小麦の少し甘いような風味が広がり、少量ならつけダレなしでも食べられる風味のよい麺だ。入口の券売機の上には三河屋製麺の麺箱が何段も積んであったのでそこのだろう。つけダレは、端的に言えば魚介出汁を加えた醤油味の鶏白湯で、旨味とコクが十分な濃厚鶏白湯、しっかりとした魚介風味、その両者を取り持つような醤油の存在感が感じられる。そこにほのかな酸味を加えて重さをできるだけ感じないようにし、さらに、少しピリ辛にして味に締りを持たせている。塩加減もちょうどよいのでドボ浸けも可能だが、そうすると麺の風味が感じられなくなるので、つけダレに浸すのは麺の2/3程度にとどめた。和風醤油鶏白湯という少し特徴のあるつけダレではあるが、塩味、酸味、甘味のバランス取れていて万人に愛されるタイプに思える。つけダレの中には刻みタマネギがたっぷりと入っていて、これが麺に上手く絡んで味のアクセントになってくれる。具材は豚チャーシュー、鶏ムネチャーシューに穂先メンマとシンプル。豚チャーは軟らかくて肉の旨味もちゃんと残っている一方、脂身はほとんどないので肩ロースだろうか。鶏チャーはしっとり軟らかで、旨味は上品。穂先メンマは軟らかい上、味付けや特有の発酵臭も薄め、弱めのため、しっかり味のつけダレに埋没してしまっていた。麺と具材を食べ終える前に、カウンターの高い所に割スープの入った小型ポットが配られた。中身は味見したものの何かは分からなかったものの和風出汁のようで、これでつけダレを適宜割って完食完飲。
 他の客が頼んでいた平子煮干そばや烏賊干し鶏白湯そばからはよい香りが漂っていた。今の時期はちょっと厳しいが、涼しくなったころに今度はラーメン狙いでまた来たい。

・お気に入り度:〇

アルバム: 公開

お気に入り (0)

まだお気に入りに追加している人はいません。

コメント (0)

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。